身体も心も変わるのが人間
春はもう、そこまで来ている。
愛犬と散歩していると、そんな季節の移り変わりを五感で感じる。と同時に、季節と同様、人も皆、「移り変わるもの」と言う現実に気付く。
人間、身体も心も、同じ位置でじっとしているなんてことは全くない。
自分自身、それまでの考え方や生き方を大きく変えた出来事と言えば、それはやはりアトピーだろう。極端な言い方をすれば、私の性格や考え方はアトピーが治ったタイミングを境にして180度急転回している。
で、実際、このことは私だけでなく、親戚の者が皆が認めている事実でもある。
元々、私は落ち着きの無い性格で極端な飽き性だ。
習字、そろばん等の習い事は3か月持たず。あれほど夢中だった野球や空手、ギター、投げ釣りでさえ途中で投げ出した。
で、この続けることができない性格は、アトピー治療の時も大いに発揮された。
漢方薬、健康食品、体操、ヨガ等々・・・。
今となっては逆に「続けなくて良かった」と思うものもあるが、とにかく私の「飽き性」と言うか「続けることが苦手」な性格は、アトピーを治した時点を境に急転回することになる。
例を挙げると、このブログ。
HPの作成から始まりメルマガ配信、ブログ、SNSと形は変化しても、アトピー読者との交流や情報交換はもう20年以上続いている。
これは、20代の自分からは想像もできない快挙?かもしれない。
もうひとつ。
元々、私はどちらかと言うと完璧主義者と言うか、とにかく筋の通らない話が嫌いで、またそういうタイプの人も好きではなかった。
ところが今は違う。
この点はアトピーを治したやり方がモロに影響しているのだが、今の自分は自他共に認める65点主義者である。
65点主義の特徴をまとめると以下のようになる。
- 瞬発風速的な努力・頑張り方をしない。
- 極端に「好き」「嫌い」の区別をつけない。
- 極端に「良い」「悪い」の区別もつけない。
で、アトピーの治し方、つまりその方法がほぼ出尽くしてしまった感のある今日、この65点主義が完治への大きな突破口になると思う。
梅の花が終わりを迎える頃になれば、次は桜の花が咲く。
そこには
「好き」とか「嫌い」はない。
「良い」とか「悪い」もない。
「必死の頑張り」なんてもっとない。
あるのは、自然の理だけ。
アトピーだって、この自然の理に従っておけばまず治る。
「お腹が減ったら食べる」
「お腹が減っていないなら食べない」
なんとシンプルな!これがアトピー治療!?
が、実際、たったこれだけで、扉は開く。
そして、
奇跡は奇跡でなくなる。
最初から、難しい話なんてなーんもないのだ。