飛鳥旬のブログ

自分のアトピーは自分で治そう!

アレルギー検査に思うこと

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雨の生駒山

さて、今回はアレルギー検査の話をします。

アトピーの人なら、一度は受けたことがありますよね?
ま、アレルギー検査と一口に言っても、結構種類があって、費用もまちまちですが、典型的なものと言えば、血液検査によるアレルゲン検査でしょう。

このアレルゲン検査。

私の場合、通算で70回以上受けたと思います。で、常に数値の高かったのはハウスダストとヤケヒョウダニ。この二つでした。

で、この結果を知らせる度に、妻の顔が険しくなるのでした。

「私が、全然掃除をしていないみたい・・・」
「一生懸命やっているのになあ・・・」

この際、ハッキリ言っておきますが、いわゆる「吸入系アレルゲン」と呼ばれるアレルゲン、例えば上記2種以外にもスギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサ等の数値が高くても、そのことで「部屋が掃除できていないから・・・」とか、とにかく誰か(自分も含めて)を責める必要はない。と私は思います。

逆の言い方をすると、いくら必死で家じゅうの部屋を掃除しても、それだけでアトピーが治る(完治)なんてことはない。そういうことです。

実際、私自身やってみて、いくら小まめに部屋の掃除をしても、ハウスダストやダニの数値なんて、そうそう簡単には低下しませんでしたから。

ましてやスギやヒノキ等の花粉系になると、もうお手上げですね。

そもそも対策の打ちようがない。
周囲のスギやヒノキを全て伐採するのは不可能です。

なので、こういうひとつひとつの検査結果に対しては「そうなのね~」くらいで、軽く受け止めておく程度でよいと思います。受け流す必要は無いですが、真剣になる必要もない。要するに目安程度で十分。

何故そんなことが言えるのか?

それは「治す」と言う視点で見た場合、大切なのはそこじゃないから。

簡単に言うとですね、アトピーを治すと言うのは周囲の環境を変えることではなくて、自分自身がアトピーではない自分になることなので、この文脈からすれば、当然、努力する方向性も外部的なものではなく内側の自分に向かう訳です。

分かり易く言うと、アレルギー検査の結果より便通、つまり自分のウンコの状態。こっちなんですね。大切なのは。で、大便とは文字通り「大きな便り」、小便とは「小さな便り」のことで、これをしっかり注視することの方がアトピー、いやアトピーだけでなく健康のバロメーターとしても役立つように思います。

因みに、このことは書籍から学んだのではなく、自分自身の経験から得た知恵なので、いくらでも応用が効きます。

とは言え、アレルギー検査が全く無意味なのかと言うと、そんなことは全くなくて、私自身、目安にしている検査項目もあります。

それは、血液検査の中の「好酸球値」。

一般的に健康な人であれば、好酸球が白血球の中に占める割合は5%程度と言われていて、少しくらい数値が高いくらいであれば特に問題はないのですが、私の場合、アトピーが酷い時には正常値の4~5倍程度に上昇していました。

この好酸球値は必ずしもアトピーの状態をリアルタイムで示している訳ではないので、一喜一憂するようなものではないのですが、私は症状が良くなってからも、この好酸球の値だけは参考にしていました。

そんな訳で、アトピーを治す上で私がひときわ重要視しているのは大便、つまりウンコの状態で、コレは単に出るとか出ないとか、その程度の話ではなく、色、形状、臭い等の詳細を観察するくらいの慎重さが必要なように思います。

と言うか、実際に出たウンコをザーッと流さないでじっくり観察してみると、そこにはいろんな情報が詰まっています。「へー!」って思われるかもしれませんが、それは何も食べたものの結果だけではなく、その便が出るに至った原因として精神状況まで知るヒントが満載されていたりします。(これは分かるまでちょっと時間&経験が要る)

ウンコは正直です。

自分の体が不健康なのに、健康的なウンコは出ない。
逆も同じ。自分が健康なら、健康的なウンコしか出ない。

もし、アトピーを治すためにあーだこーだと悩んでいるなら、健康的なウンコが出るように頑張ってみるのがお勧めですよ。

何を食べればよいのか?
何を食べない方がよいのか?
一日何回食べればよいのか?
また、どの程度の量を食べればよいのか?

それは全部、ウンコが教えてくれる。

それは誰かに教えて貰った間接的な情報ではなく、自分自身の経験から得た知恵。
自転車に乗れるようになるのと同じ。足の力の入れ方、ハンドル操作、それらは全部自分の体で会得したもの。

検査結果は参考程度でいいよ~。それより自分を信じよう。