飛鳥旬のブログ

自分のアトピーは自分で治そう!

難しく考えれば考えるほど治せなくなるのがアトピー

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散歩の途中で


何を食べたら良いのか?
何を食べたらダメなのか?

アトピーの時、そんなことばかり考えていた。

すると、どんどん食べられるものが減ってしまい、とうとう食べること自体に罪悪感が芽生え始めた。ファーストフードを邪悪な食べ物と考え、まるで禅僧のようなストイックな食生活をするようになった。

それはそれで今となれば良い経験だったのだが、「アトピーを治す」と言うだけなら、必ずしもそこまで思い詰める必要はなかったように思う。

私が思うに、「アトピーを治す」「アトピーでは無い身体を取り戻す」と言うことは、実はとてもシンプルで、難しいことなど何一つやる必要はない。

それは、逆に「健康な身体」を考えると分かり易い。

つまり「健康」とは元気で疲れにくく、食事が美味しく摂れて、夜はよく眠れる状態のことで、いかにしてこの状態を取り戻し、維持していくかが大切になるだろう。

そこで、多くの人が色んなことを試みる。

ところが、ことアトピーに関する限り、多くの人がいろんなことを試みてしまうと、大抵の場合、いわゆる「迷える子羊化現象」に陥ってしまう。

何故か?

それは多分、大切なポイント、つまり急所を外しているからだろう。いろんなことを試みるのも良いのだが、その際、見落としてはいけない急所があるのだ。

それが「胃腸の健全化」

何故なら、消化器系と自律神経系は生体にとって一番重要な器官で、免疫系や神経系他、あらゆる器官の土台となっているからだ。

だから、アトピーを治す上で身体的なアプローチではまず胃腸の働きを健全化することが基本であり、ここをすっ飛ばしてしまっては何をしても実を結ばない。

では、もう一方の自律神経系からのアプローチは?

これを語り出すとキリがないのだが、自分の経験から簡単に言うと、アトピーと言う病気とアトピーである自分とを一緒にしないことだと私は思う。

確かに、アトピーと言う病気は存在する。だがそれは風邪と言う症状があるのと同じで、要するに、それはひとつのプロセス(症状)であり、本来の自分自身とは関係のないことなのだ。

風邪が治ってしまえば過去の出来事になるように、アトピーもまったく同じだということ。ところが、ここで自分イコールアトピーと思い込み始めると、自律神経の働きにブレーキをかける。

言い方を変えれば、これは自分が自分で作った映画の世界に没入しているようなもので、私の経験上、その先にあるのはロクな世界ではない。

話を戻すと、何を食べるか?何を食べてはいけないか?なんて問題は、悩むような問題ではなく、実際、自分の身体をよくよく観察すれば自ずと答えが出るものなのだ。

その一番良い例が便通。

スポーン!と太くて長い一本の便。所要時間は1分。で、出た後は鼻が通って、頭の芯までスッキリ。いわゆるこれが快便。

こんな便が出るような食べ物。食べ方。食べる量。これがこの問題の答え。人から教えて貰わなくても、自分で十分対応&対処ができる。しかも安心&安全。危険なことはなにもない。

これを自分で把握しておくことが、健康を維持することの意味に思える。

他の病気のことは分からないけど、アトピーを治すなら消化器系と自律神経系に注目。多分、これだけで十分だと思う。

アトピーの治し方に関してはもう20年以上、いろんな人にアドバイスしてきたけど、当時から言ってることは全然変えていない。変える必要がないから。

多分、これから先20年経って世の中が劇的に変化しても、アトピーの治し方は変わらない気がする。