移り変わり
「令和」への改元があった今年も終わろうとしている。
元号が変わっても、世界では紛争があり、日本でも災害は多発した。
中島みゆきの「時代」の歌詞が好きだ。
アトピーが酷かった頃、よくこの歌詞に励まされた。
今はこんなに悲しくて 涙も枯れ果てて
もう二度と笑顔にはなれそうもないけど
そんな時代もあったねと いつか話せる日がくるわ
あんな時代もあったねと きっと笑って話せるわ
「嘘だ!」「俺にはそんな時代なんて来ない!」
そう思ったことは一度や二度ではなかったが、今ならこの歌詞の意味がわかる。
例え今日は果てしも無く 冷たい雨が降っていても まわるまわるよ 時代はまわる
別れと出逢いを繰り返し 今日は倒れた旅人たちも、生まれ変わって歩き出すよ
移り変わり。
人も、人の体も、人の心も、時代も景色も、何もかも全てが移り変わる。
今年、楽しかったこと。悔しかったこと。悲しかったこと。嬉しかったこと。
そんな感情も、すべて移り変わるのだろう。
そんな移り変わりの中で、人との出逢いを大切にしたい。
何かを短時間で同時に処理する能力はもういい。
それより、ひとつひとつ気持ちを込めて丁寧に接する時間を大切にしたい。
そして「欲しいもの」ではなく、本当に「必要なもの」だけを側に置きたいと思う。
皆さん。今年もありがとうございました。
新しい年が皆様にとって良い年でありますように。