飛鳥旬のブログ

自分のアトピーは自分で治そう!

間違いだらけのアトピー常識 その3

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近くの公園

アトピーを治すためには「何か特別な治療」が必要と思っているなら、それは違うと私は思う。アトピーを治すには「アトピーを治すための努力」は必須だが、それは決して特別なこと(モノ)ではない。と言うか、本当のことを言えばアトピーだけを治す治療法なんてものは最初から無くて、あるのは最初から治ることが分かっている地道なことの繰り返しだけ。これが何より安全で確実。しかも結果の出るのが早い方法だと思う。

ここで私の言う「特別な治療」とは保険の効かない自由診療の注射や塗り薬の類、それ以外にも高価な水やアトピーグッズも含まれるのだが、何故これらの「特別な治療」でアトピーが治せないかと言うと、それは本当の意味でのアトピーの本質を見極めていないからだ。

エラそうなことを言うようで恐縮だが「完治」と言う点に限定するなら、過去30年、西洋医学アトピー治療に対して顕著な功績を残していない。これが現実。何故だろう?どうして西洋医学アトピー性皮膚炎に対してここまで無力なのか?私が思うに、それはそもそもこの病気に対するアプローチの仕方に起因する。もう少し具体的に言うと、西洋医学は原因を究明してから治療法を確立することを前提としていて、このこと自体は至極まっとうなやり方なのだが、これがアトピー治療にはマイナスに働いてしまうのだと思う。

卑近な例で恐縮だが、アトピーの原因に関しては今でも「水道水の塩素が悪い!」とか「植物油脂が悪い!」とか、その原因を特定しようとする傾向があるが、私に言わせればそもそもアトピーの原因を究明しようとした時点で既にアウト。この方向からのアプローチをしている限りアトピーは治せない。と言うか、そこから先は茨の道を歩むことになる。何故なら、アトピーの原因は特定できない。これが真実だから。

医療関係や製薬関係の方はともかく、少なくとも患者はアトピーの原因なんて全く知らなくても全然問題ない。本当に大丈夫だ。例えるなら、それは自動車の構造やエンジンの仕組みを知らなくても、運転免許さえあれば普通に公道で運転できるのと同じこと。つまり、必要なの原因ではなく治す術。こっちです。

話は変わって・・・

今年も残すところ僅かとなりました。今年も読者の方々と話したり、一緒に旅行に行ったりと、とても充実した日々を過させて頂きました。実はホームページを公開してから来年で20年目の節目を迎えるのですが、振り返れば過去、いろんな方面の方々からいろんなオファーを頂きました。が、結局は今のような「自分のやりたいように・・」のスタイルに定着したように思えます。私は今のこのスタイルが大好きで、今までこのスタイルでやってきて本当に良かったと感じる今日この頃です。

正直なところ、私には「この国からアトピー患者を撲滅したい!」と言うような野望はなく、今のように年齢性別を問わず、誰とでもひとりの人間として向き合うスタイルが合っているようです。本当にいつも言いたい放題ばかり言ってますが、今、アトピーで苦しんでいる人、悩んでいる人にはできるだけ早くアトピーなんて卒業して欲しい。そしてもしアトピーを治したことでその後の人生に役立つようなことがあれば、それはとても素晴らしこと。逆に、アトピーがなかなか良くならないからって、変なこと考えちゃダメですよ。絶対ダメですよ。