アトピー完治への道 本音の話5
十津川村 谷瀬の吊り橋
アトピーを治す話の続き、第五弾です。
今回は超~本音の話をします。
実は長年アトピーの相談を受けていると、「この人は難しい・・」と感じるタイプの人が必ずいます。
で、「難しい・・・」と言うのは当然、「今、この人がアトピーを治すのは難しい」と言う意味なのですが、このタイプの人には皆、共通していることがあります。
それは過去、私自身も経験したことなのですが、要は「自分がハマり込んでいることに気付いていない」と言うことです。
私の例で説明します。
これは、私がステロイド離脱によるリバウンドから緊急入院した時の話です。
実はこの緊急入院によって、私は栄転のチャンスをパーにしています。
あの時、既に辞令は出た後でしたが、会社にすれば見通しのつかない入院中の社員を昇格させる訳にはいかなかったのでしょう。急遽、辞令は白紙となりました。
今の私なら、「長い人生、そんなこともあるよな~」くらい流せたと思います。
でも、当時の私はまだ30歳になったばかり。
悔しくて、情けなくて、とにかく現実を受け止めることが出来なかった。
で、寝ても覚めても、考えるのはこのことばかり。
入院中のベッドの上でずーっと同じことばかり考えている。
運動はおろか、ロクに身体を動かしもしないて、同じ思考がグルグルグルグル。
アトピーが悪化して入院して、本来ならアトピーを治すことに専念すればいいのに、そんなことは考えもしないで、栄転できなかったこと、昇給できなかったことばかり考えて、そこから離れられない。まさに執着の塊。
要するに、過ぎ去った過去を悔やみ、まだこない将来を憂い、大切な今を直視しない。
こんなことをして、どんどん不健全な方向に向かっていた。
要するに、ハマりこんでいた訳です。
多分、あのままの状態が続いていれば、間違いなく「引きこもり」の世界に突入していたと思います。
では、そんな状況から私が抜け出すことが出来のは何故か?
それは、長女の存在でした。
当時、妻のお腹には長女が宿っていたのですが、長女のことを考えることで、このハマりこみから抜け出せたのです。
つまり、
「こんなことグダグダ考えていたら身の破滅や!」
「こんなこと考えているヒマはない!」「絶対に治したる!」と。
で、不健全なことを考えている自分に気付くと、次の瞬間にはそれを手放す。
これを繰り返すようにしていました。
で、何が言いたいかと言うと、
健全でないことをずーっと考えて、そこから抜け出せなくなってしまったら、そこは危険な領域だと言うことです。
その状態が続いて居心地良さを感じたら、そこはもう完全に危険ゾーン。
何故そんなことを言えるのか?
それは当時の入院先の病院に始まり、今まで多くの事例をこの目で見てきたからです。
どんなによいアドバイスを受けても、一旦その領域に足を踏み込んでしまえば、そこから抜け出すのはもう至難の業です。
なので、その領域の一歩手前で踏みとどまる。
「健全でないことばかり考えている?」と気付いたら、とにかく一旦、そこから離れた方がいいです。その健全でない思考とは距離を置いた方がいい。
その領域に足を踏み込まない限り、アトピーなんてどうにでもなりますからね。
今は「そーかなー」って思うかもしれないけど、本当にどうにでもなるんですよ。
私の経験からすると、
健全なことを考えていなければ、不健全なことを考えたり、実際にやったりしてしまうのです。その中間に立つことはできない。
そんな気がします。
また私が思うに、
その人に解決できない問題は降りかかってこない。
もっと言うと、今、あなたがアトピーなのは、これから先あなたが健康でいるための布石作りをしているようなもの。
どよ~んとした思い空気に包まれてはダメですね。
淡々をいきましょう!