アトピーなんて・・・
久しぶりに日本海へ行った。
観光地も好きだけど、誰もいない海岸を一人で歩くのも好きだ。
「波の音しか聞こえない」状況はたまらなくいい。
ありきたりと言えばありきたりだが、日々の慌しい時間の過ごし方に慣れてしまうと、このありきたりの時間の方が、返って特別に感じてしまう。
海岸を一人で歩いている時の自分。
それは、地位とか名誉とか人の評価とか、そういう価値観から解放されていて、少なくともその瞬間、世間体、世間的評価とは違う世界にいる。
「生命の実物を生きている・・・」
言葉で言うのは難しいが、強いて言えばそんな感じ。
ところが、普段の自分は違う。
普段の私。それは全部が全部でないにせよ、大抵は世間との兼ね合い、世間体、世間的な評価を常に意識しながら生きている。
これは自分の存在価値、存在確認を自分以外の他に見出し、自分とは「そういうもの」と決め込んで生きている姿である。
なので、「生命の実物を生きている・・・」なんて感覚とは真逆の世界。
で、振り返ると、動揺したり悩んだり苦しんだするのは大半(全部かも)、自分以外の他に存在価値を見出した時であることに気付く。
実は、私が「アトピーは自分で治す病気」とか「アトピーは自分にしか治せない」と確信している根拠もこの辺にあって、要はアトピーのような慢性疾患はそれだけをケアする特別な治療法に依存するのではなく、私達が日常生きて行動している中にこそ、その解決策が見出される事実をお伝えしたいのだ。
実際、私自身アトピーだけを治す特別な治療法で完治した訳ではないし、私以外の多くの読者さん達も同じ。決して特別なこと、お金の掛かることはしていない。
もう15年以上前の話。
当時配信していたメルマガでアンケートを取ったことがあって、内容は「毎日快便!夜も熟睡!これでアトピーの方いますか?」の質問だったが、この質問に対して「はい。アトピーです」と答えた方は約12,000人中1名だった。
後にも先にもこの1名(女性30代)を除いて、私の知る限り、便通が良くなり、熟睡できるだけでアトピーは改善している。つまり「治った!」「完治した!」とはいかなくても、「快便」+「快眠」でアトピーは確実に良くなっている。
で、この「快便」と「快眠」の前提条件として「快食」が必須となる訳で、その具体的な方法論も私の中では既に確立されている。
「快食」「快便」「快眠」。
それは「飛鳥流」とか、いかにもその人が独自に開発した印象を与えるものではなく、オーソドックス&ある意味どこにでも紹介されているやり方でいい。
ココでも、特別な方法なんてものはない。
まずは、お腹の調子を整える。
具体的には「少食」を心掛け、甘いモノや添加物を多く含む食品を避ける。その一方でご飯(お米)を中心の食生活を心掛け、小麦粉中心の食事(パン、パスタ、ラーメン等)は控える。
食物繊維の摂取は和食を中心に、キノコ類、ワカメ、昆布、ゴボウ類を積極的に摂取。これに味噌、漬物、納豆等の発酵食品を積極的に摂取(ヨーグルトもOK)。
そして、そして、そして・・・・
メンタル面でのお薦め。
それは「大自然の中に自分をすっぽり委ねてしまう」こと。
自分は海岸を歩くのが好きだけど、露天風呂なんてのも超おススメ。で、大自然にそのまま身を委ねてみて「自分でもいいし、自分でなくてもいいかも・・・」なんて心境がやってくれば、それはもう言葉では言い尽くせない至福の世界。
つまり、「生命の実物を生きているー!」って感じ。
って感じで続けることが大事。
すると、アトピーなんて治るからね~!治るのが当たり前だからね~!
by 飛鳥 旬