飛鳥旬のブログ

自分のアトピーは自分で治そう!

間違いだらけのアトピー常識 その2

f:id:asuka-atopi:20191215210147j:plain

御在所岳

アトピー治療に関する情報を調べてみると、皮膚のバリアー機能の異常が原因であるかのようなコメントを必ず見つける。それはあたかもアトピーが「皮膚の病気」であるかのような印象を与えるのだが、私はこの説には真っ向から反論する。アトピーは決して皮膚の病気ではない。バリアー機能の異常はあくまで結果(症状)に過ぎない。

 

私の経験からすると、皮膚のバリアー機能に問題が生じるのは他に原因があるからで、ここをしっかり見極めないと、実りのない無駄な努力ばかりを繰り返すことになる。要するに、アトピーを皮膚の病気だと思って治療を始めると、そかから先は茨の道を歩む確率が高くなると言うことだ。逆の言い方をすると、本当の原因を見極め、ピンポイントでそこにターゲットを集中させると、皮膚のバリアー機能は自ずと正常化する。

 

「皮膚は内臓を映し出す鏡」と言う表現があるが、これは真実だ。ニキビ、吹き出モノ、肌荒れ、口内炎等、皮膚に現われる現象(症状)は全て内臓に何らかの問題が生じたサインで、それは胃や腸等の消化器系の疲弊を示す場合が多い。にも拘わらず、症状(炎症)が皮膚に出ているからと言って、これを強制的に抑え込むような治療をしていても、問題が解決しないのは当然の成り行きだ。

 

結論から言うと、アトピーを完治させるには皮膚に目を向けた治療ではなく、真っ先に「胃腸の健全化」を目指す方が確実でしかも得策なのだ。このことはステロイドを使う・使わないと言う以前の問題で、逆の見方をすれば、ここの部分さえしっかりしていれば、ステロイドを使う・使わないなんて話は枝葉の問題に過ぎないことが分かるだろう。要するにステロイド自体の価値は中立で、肝心なのはそれに依存しない姿勢なのだ。

 

一般的に「大人のアトピーは根治が難しい」と言われるが、私はそんなことは無いと思っていて、治すための方法論なんてむしろシンプルで、誰にでも分かり易いものだと思思っている。もう少し言うと、アトピーと言うのは病院で治して貰う類の病気ではなく、自分で治すものだと思う。アトピーを治すにあたって、もし難しい部分があるとするなら、それは継続することが出来ず途中で投げ出してしまう点だけだ。

 

私は、アトピー治療に必要なのは最新の医療設備や医師の力量ではなないと思う。それより患者自身が自分と自分のやっている治療への取り組みが正しいことを信じて継続すること。諦めない事。これに勝るものはないと思う。