飛鳥旬のブログ

自分のアトピーは自分で治そう!

自然さと不自然さ

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              順調に育つ田んぼの稲

 

 

最近はテレビを観ることが少なくなった。以前はお笑い番組をよく観ていたが、最近はほとんど観なくなった。で、なぜお笑い番組を見なくなったのかと言うと、それは単純に「面白くない」と言う理由以前に、「不自然さ」を感じているからかもしれない。

 

「笑い」を取るためのネタを真剣に考えている芸人さんには申し訳ないのだが、ひょっとすると、そのネタを考えると言う行為が、私に不自然さを感じさせるのもしれない。「笑い」を取る。「笑い」を取った者勝ちみたいな「お笑い至上主義」的雰囲気を醸し出している番組には何か不自然さを感じる。

 

一方、出川哲郎の「充電させてもらえませんか?」はよく観る。なぜこの番組を観てしまうのか、それは多分、出川さんと言う芸人が「自然」に面白いからだろう。先日も『日帰り入浴』のことを『日帰り入力』と言っていた。多分、本人は気付いていないが、そのことが返って笑える。『エメラルドグリーン』の湖を観て、『コバルトブルー』と間違える。『マーメイド』を『マーマレード』と間違える。自然に笑える。

 

話は変わるが、「自然さ」と言うのはアトピーを治す場合の重要な要因である気がする。逆の見方をすれば、「なんかちょっと不自然な気がする・・・」と感じることはしない方がいい。誤解を恐れずに言うと、巷に溢れているアトピーの情報等、私の眼から見れば不自然なものばかりだ。日々の生活を過ごす中で同時にアトピーを治すなら、最低限必要なのはローションとクリーム程度だし、それ以外は無くても何とでもなる。

 

それ以外は何とでもなる話には前提があって、それが「自然さ」と言うことだ。結論から言おう。毎日の食生活で何を食べて何を食べないかなんて考えることを止めて、「お腹が減ったら食べる」「お腹が減っていないなら食べない」ということに徹すると、アトピーは劇的に良くなる。それでもお腹が減った時に何を食べれば良いのか?どうしても気になるなら、その答えはズバリ「ご飯」。つまりお米だ。

 

「自然」と言うのは見方を変えれば、これがこうなっているのは、あれがそうだから。みたいなもので、全てが繋がっている。40度近い高熱で寝込んでいる時、(私の場合は肺炎になった時)、私はステーキはおろか、大好きなラーメンでさえ食べたいとは思わなかった。と言うか、何も食べたくなかった。これが自然の摂理。で、その時、つまり肺炎で入院中、私のアトピーは消えていた。高熱とアトピーは共存できないからだ。(これがこうなのは、あれがそうだから・・・)

 

お腹が減ったら食べる。お腹が減っていないなら食べない。
これこそ自然の摂理と言うものだ。だからアトピーが治るのも自然。アトピーだけではない。たったこれだけのことでほぼ健康を維持できる。と言うのが私の直接経験。ところが、今の時代、これを継続することは難しい。お腹が減っていないから食べないだけなのに、会社で昼食を取らないと「具合でも悪いの?」となる。そんな時、私なら無理をしない。コンビニでおにぎりを一つ買って食べる。こんなことでストレスを感じる方が「不自然」と思えばいいのだ。

 

「自然さ」を基準にするなら、食事の内容も変わるかもしれない。
これからどんどん暑くなると、当然、食べ物は腐る。腐るのが自然で腐らないのは不自然だと分かれば、選択肢は「新鮮なもの」か「最初から腐っているもの」が賢明になる筈だ。新鮮なものの代表は鮮度の高い野菜や魚だろうし、最初から腐っているものと言えば発酵食品、つまり味噌汁やお漬物、納豆の類になる。

 

「お腹減った!」と感じた時にはご飯とみそ汁。これをベースに食事を組み立てると、大きな間違いはない。と言うのが私の直接経験。ちなみに直接経験が一番使えるのは、誰もが経験していると思うが、私には、頭であれこれ考えて導き出した思考の産物ではアトピーが治る気がしない。

 

今、アトピーであるが故にいろいろ悩んで、考えて、頭の中がもうグチャグチャになっているなら、無理にでも思考を停止させる、と言うのは使える(これも直接経験)。これは私がアトピーで緊急入院した時にやった方法で、これで気持ちがラクになった。で、思考を停止させてどうするのかと言えば、自分が呼吸そのものになったように(心臓の鼓動でもいい)、ただひたすら感じているだけ。で、とにかく考えないようにすることで、妄想や幻想と一定の距離を保つことができる。正直、アトピーであるがゆえにあれこれ悩んでいる(思考している)くらいなら、お笑い番組を観ている方がいいかもしれない。