飛鳥旬のブログ

自分のアトピーは自分で治そう!

アトピーを治すということ

 

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本日は雨。近くの田んぼでは苗が少し大きくなりました。

 
アトピーの新薬、デュピルマブ(商品名デュピクセント)が販売されて約1年半が経過した。新薬の発売は10年ぶりだ。今までアトピーの治療と言えば、塗り薬(外用薬)が主役だったが、これでは改善しない大人の中程度から重度の治療薬として、今回の新薬(デュピルマブ)が開発されたようだ。

 

で、今までのステロイドやプロトピックとの大きな違いは、何と言ってもこれが注射薬と言う点だろう。詳しくは知らないが、恐らく今回の新薬にも期待できる点は多々あるのだろう。自己負担が年額60万円と言うのはさておき、治療の選択肢が増えることそのものは患者にとってはありがたい話だ思う。

 

ところで今回、この新薬を知った時、私は10年前にプロトピックが発売された時のことを思い出した。当時(今でもそうだが・・)ステロイドを顔に塗ることに対して拒絶感の強い患者がいる中、プロトピックにはステロイド特有の「赤ら顔」や「皮膚萎縮」の心配が無いことから、画期的な塗り薬との前評判だった。

 

だが、それでも・・・と、私は思うのだ。何故なら新薬の登場と「アトピーを治すということ」とは別物だから。難しい話ではない。今更ではあるが、ステロイドやプロトピックそのものが直接アトピーを治す訳ではないと言う事実を直視すれば、当然、それは今回の新薬も同じなのだ。

 

アトピーを治す上で大切なのは、薬で症状を改善させている間に患者自身がいかに根本的な治療に取組むか。全てはココにかかっている。逆にこの部分がそのままなら、一時的に良くなった症状は時間の経過とともに必ず元に戻る。アトピーが治る理由がどこにも無ければ、物事が元の鞘に収まるのは自然の摂理と言うものだ。

 

それは、田んぼの苗を見ていてもよくわかる。
田植えを終えた苗はすくすくと育ち、多分、10月には新米となって収穫される。その間、稲は追肥、除草、水抜きと言った一連の作業を経て成長するのだ。だから私達はこの稲が秋には収穫の時期を迎えることを知っている。もうひとつの例えを出そう。明日、私は仕事に出るのだが、何時の電車に乗れば目的地には大よそ何時に到着するかを知っている。で、よほどの天変地異でもない限り、この予定が狂うことは無い。つまり想定の範囲内で物事は進行する。

 

私が思うに、アトピーの治療も同じだ。治療とは「このようにすれば大体この程度の時間で治癒します」と言うことが予め分かっている道を歩くことだ。なので、アトピーを治すにはアトピーを治すための実る努力(結果の出る努力)を継続する。これに尽きる。その第一歩が「胃腸の健全化」で、平たく言うと、お腹の調子が悪いままアトピーを治そうとしても、それはチェーンの外れた自転車の如く、いくら頑張っても前進しない。これはもう新薬がどうのこうの言う以前の問題で、さっきの例で言えば、苗を植えようとしても、地面が硬くて植えられない状態に似ているかもしれない。

 

世の中には様々な人がいて、いろんな仕事をしていて、混沌とした世界のように映る。しかし私達人間を冷静に観察すると、誰でも共通していることがある。それは入れる(食べる)、出す(排泄)、眠る(睡眠)の3つで、これだけは政治家だろうが、女優だろうが、一般サラリーマンだろうが、主婦だろうが変わらない。普段、複雑に思われる私達の生命活動も、突き詰めてみれば全てはこの3つに集約されてしまう。

 

そして私達の身体が不調を訴える場合、よくよく観察するとこの3つの内のどれかに問題がある場合が圧倒的に多い。アトピー然り。だから普段から「快食」「快便」「快眠」を意識すれば、身体の異常が自ずと分かることも多い。と言うか、新薬を試すなら、それと並行して「快食」「快便」「快眠」を意識した生活習慣を続けないと勿体ない気がする。