人体実験
散歩道
腰痛が完治した。
以前、このブログでも紹介したが、腰痛と真正面から向き合うようになったのは2020年の1月で、それまでは肩こり+腰痛のワンセットでなかなか辛い思いをしていた。
マッサージ、整体院に通うも効果なし。
「楽になった」と感じることはあった。が、それは続かない。それはまるでステロイドで一時的に症状を抑え込んでも、根本解決には至らないのと同じようなものだった。
要するに、肩こりや腰痛には対症療法が通用しないのだ。
で、「自力で治そう!」と決心したのは、2020年の初め。
そこから、私の人体実験を兼ねた根本治療が始まった。
とは言うものの、何から始めれば良いのやら、さっぱりわからなかった。
で、一旦頭の中を白紙に戻して、身体からの直接の情報だけに集中した。
「今、こうするとココが痛い」
「でも、こうするとマシになる」
「その代わりに、あそこの筋肉が緊張する」
「コレ、なんで?」
「今、痛いココ、ストレッチで伸ばしてみると?」
「アカンアカン、もっと痛くなる」
「じゃ、反対側の筋肉を伸ばしてみたら?」
「ん?楽やん」
「コレ、なんで?」
時間の掛かる面倒な作業である。
が、これをコツコツと繰り返していくと、嫌でも見えて来るモノがある。
地道な人体実験を繰り返すことで、私の肩こり&腰痛は消えた。
肩こりは半年。
腰痛は約1年半を要したが、痛みは嘘のように消えた。
ところで、
時間の掛かる面倒な人体実験を繰り返すことで見えて来るモノがあると書いたが、その見えて来るモノの中身は、実は書籍やユーチューブで紹介されている内容と大差はない。が、実は「見え方」には大きな違いがあった。
その「見え方」の違いとは何か?
それは自分自身で人体実験して得た体験があるから、そんなことは全くやっていない単なる情報提供者の人の情報レベルでは、その底の浅さが見通せてしまうのだ。
このことの分かりやすい例は、「プロレス」だろう。
プロレスは暴露本が出るまでは「真剣勝負」と思って観ているファンが多かった。で、「一番強いのは誰だ?」「アントニオ猪木か?」「ジャイアント馬場か?」と最強論を展開していたのだが、柔道部やレスリング部の連中は違った。
「あんなんショーに決まってるやん」
「最初から勝者と敗者は決まっている」
「それに年間に200日も真剣勝負なんて土台無理な話」
「見え方」の差である。
実際、自分が投げられたらどうなるのか?
実際、自分が締め技を掛けたら相手はどうなるか?
人体実験がベースにあると、「見え方は」全く違ってくる。
事実、今の私ならユーチューブを観ても、そのユーチューバーが本当に多くの腰痛を治した実績がある人なのか、それともどこかの情報をアレンジして話しているだけなのか、その違いくらいはおおよそ察しがつく。そういう視点で見るつもりでなくても、それはわかってしまうのだ。
「自力で治してやる」
そう腹をくくるまで、何件もの接骨院に通院した。
そこには、お決まりの「喜びの声」の写真が壁に貼り付けられていて、「自分もあの中の一人になれたら・・・」と思う事もあった。
が、残念ながら、それが実現することはなかった。
では、そういう接骨院が全く無益なのかと言うと、そんなことはない。事実、私はその後もそれらの接骨院のお世話になりながら肩こり&腰痛を治したからだ。
その理由はこうだ。
自分で人体実験すると体のあちこちが張ったり痛くなったりするのだが、そんな張りや痛みを揉みほぐすのは自分では無理で(妻にはお願いする勇気がないし)、結局は接骨院やマッサージ師の力をお借りするのが一番なのだ。
だから、肩コリ&腰痛そのものは自力で治す。
でも、その際に発生する痛みや張りは接骨院さんのお世話になる。
つまり、
マッサージに依存して腰痛を治すのではなく、根本治療をサポートして頂く感じ。
コレって、ステロイドに依存してアトピーを治すのではなく、根本治療をサポートする目的で使うのと同じじゃないか・・・。
で、今、私が人体実験していること。
それは、高タンパク、高脂質の食生活。
つまり、
炭水化物の摂取量を控え、高タンパク、高脂質の食生活を続けるとどうなるか?
コレ、ほぼ1年以上続けたので、折を見て紹介します。実際にやってみると、ビックリ仰天することが多々ありましたからね。
アトピーにも効果抜群なので、お楽しみに。