「塩」と「油」の話
相変わらず、スッキリしない空模様。
ワクチン接種(1回目)を間近に控え、相変わらず外出できない日が続いている。いや外出どころか、お盆休みは愛犬の散歩さえ行けない有様だった。
で、仕方が無いので、自宅でストレッチばかりしていた。
そのお陰?かどうかは判らないが、体重が2キロ減った。
で、おまけに腰痛まで治った。
普段、忙しい時は「昼食抜き」もめずらしくない。が、1日3食で2キロ減には、やはり食生活の大切さを改めて感じさせられた。
で、お盆休み中に何をどれだけ食べたのか?
その話は後日にして、今回はこの時期、私がとりわけ大切だと感じている「食塩」の話をしたい。
特に今回の話は独身の男性に知って欲しい。
さて食塩に関して、私がビックリ仰天したのはもうかれこれ20年以上前の話。それは食塩が国の専売から自由化されてまだ間もない頃に遡る。
当時、私は30代後半。
この時、私のアトピーは既に完治していていた。
では何故、今回わざわざ塩の話をするかと言うと、今、このことを知っておくと、私よりも断然早く(時間的に)アトピーを治せる可能性があるからだ。その証拠と言っては何だが、還暦を迎えた私が夏バテしない理由も、この塩分の摂り方が大きい。
結論から言おう。
塩を単なる調味料と考えているだけなら、それはあまりにも勿体な過ぎる。私に言わせれば、これは自ら健康になることを放棄しているようなものだ。
多分、塩を「調味料」と考えている人の多くは、スーパー等で販売されている精製された食塩(塩化ナトリウム)を購入するだろう。
一方、塩をミネラル摂取の源と考えると、選択肢は自ずと異なる。
精製された塩と天然の塩。
例えば、100円台で販売されている食卓塩と沖縄の天然塩「ぬちまーす」(400円台)を比較すると、マグネシウム量で3000倍以上、カルシウムで900倍以上、カリウムで100倍以上含有量の違いがある。
ちなみに、塩は食生活におけるメインディッシュではない。
だから、「こ~ゆう所にはお金は掛けない」と言う考え方もあるだろう。
一方、私の経験則からするとそれは違う。
塩は、食生活のメインディッシュではないからこそ大事なのだ。毎日、いや毎食、ごくごく少量でも必ず摂取するものだから大切なのだ。
「塩分の過剰摂取は高血圧を招く」
こんなイメージを持っている人も多いと思うが、それは精製された食卓塩の場合ではないだろうか?と言うのも、私自身の血圧は下が80前後、上は100前後と血圧はどちらかと言うと低い方で、この数字はもう長年安定しているからだ。
今回は「塩」の話をしたが、「油」も同様だ。
「油」で思い出すのは、私が高校野球児の頃の常識。
40代から50代の方なら共感頂けると思うが、当時、体育会系の部員達は皆、練習中に「水は飲むな!」と指導され、今のように「水分補給を忘れるな!」とは真逆だった。
今、私の中で「油」に関する常識も同じ。
アトピーの頃とは真逆になっている。
つまりアトピーの頃は出来るだけ油は控えていたのだが、今は積極的に摂取することで健康を維持している。
但し、ここは誤解を招きやすいので注意が必要だ。
「油」と一口に言っても、その中には摂取して良い油と悪い油があって、そこは明確に区別していることも付け加えておく。
例えば揚げ物。
過熱して調理する際、私はサラダ油は極力控える。と言うか、最近は揚げ物自体あまり食べなくなったのだが、サラダ油を使うくらいならラードを使う。
で、その逆にゴマ油やアマニオイル、オリーブオイルはサラダや生野菜にかけてそのまま生で摂取する。最近はMCTオイルやココナツオイルを使うこともある。
「そんなに油を摂って中性脂肪は大丈夫?」
そう思われるかもしれないが、現実は逆。
脂質は過剰摂取した分、体外に排出されるので太らない。
実際、168センチの私の体重は57キロのままここ数十年変化していない。
とまあ、今までの常識が今の非常識になる例は枚挙の暇がないのだが、大切なのはとにかく自分でやってみること。人の話は参考適度で鵜呑みにしないことだと思う。
私が思うに、この世に完璧な健康法なんてものはない。
食生活にしても、運動にしても、睡眠にしても、全部そう。
要は、自分で自分のための自分に最適なやり方を模索することが大事なのだ。