アトピー完治への道 飛鳥旬のブログ

アトピーは治してナンボ

起死回生のバックドロップ

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雨の生駒山


本日は雨。

散歩に行けない。いや、行こうと思えば行けるのだが、さすがに気が進まない。愛犬は愛犬で「雨は嫌だー」と目で訴えている。

突然だが、

『起死回生のバックドロップ』をご存じだろうか?

プロレスファンならお馴染みだろうが、プロレスを見ない人でも言葉くらいは聞いたことあるかも。

要するに、「不利な状況を一変させる必殺技」。みたいな感じ。

ちなみに、アトピーを治す場合、こーゆう便利な必殺技はない。

で、こーゆう必殺技的は無いのだが、後から振り返ってみると結果的に「あれは起死回生のバックドロップだったよなー」的な経験なら、実はある。

当時、それは最初から意図的に狙ったものではなく、あくまで結果的に「そうなった」のだが、それが今なら「なるべくしてなった」ことが分かる。

なので今なら、最初からそこだけを狙ってアトピーを治すこともできる。


あれは90年代、私が京都の高雄病院に入院中の出来事だった。

当時の私は「すまし汁断食」と呼ばれる絶食療法に取り組んでいる最中で、あの出来事は入院後12日目に起きた。

あの出来事。つまり「起死回生のバックドロップ」の正体は、オナラである。

ふざけている訳ではない。

その日の昼食(すまし汁+黒砂糖のみ)を済ませてベッドに着いた瞬間、突然、猛烈な勢いでお腹が動き出した。

ゴロゴロ! ポン! パン! ゴロゴロ!

と、次の瞬間、適切な表現が見当たらないほど強烈なオナラが出た。いや、正直、あれは「オナラ」などと呼べレベルの代物ではなかった。

普通、オナラと言えば「ぷー!」とか「ブリっ!」とか、臭いのあるなしは別として、ガスの放出量から言えば所詮その程度のものだろう。

ところが、あの時は全然違っていた。

「ぷー!」とか「ブーッ!」とか、そういう瞬間的なものではなく、とにかく大きな風船の中の空気が一機に抜けるほどの持続力があった。それが延々、1時間も続いた。

「ゴロゴロ」 「ポン!パン!」  「ゴロゴロ」 「ポン!パン!」

「スーーーッ」
「スーーーーーーーーッ!」
「スーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!」

伝わってます?(コレ、多分、伝わらないと思う・・・)

いまだに、こんな経験はこの時が最初で最後。

で、最初はビックリした。

「なんだ!なんだ!?」

訳が分からない。が、当時の私はまだ30歳。動揺しつつも、恥ずかしくてとてもとても看護婦さんは呼べない。

「個室でよかった・・・」

そう思いながら30分が経過した頃、ようやく状況が見えてきた。

「胃腸が動いている・・・」

少し冷静さを取り戻した。

「そういうことか・・・・」

ちなみに、当時はまだ「リーキーガット」なんて言葉はなく、それどころか、アトピーはまだ「皮膚の病気」的な雰囲気が全盛の時代。

アトピー治療に絶食療法、食養生を取り入れている医療機関も稀だった。

で、ともかく「胃腸が動くのはOK」と分かった途端、今後は笑いが込み上げてきて止まらなくなった。

強烈なオナラを連発させながらベットの上で笑い転げている30歳男性。

多分、他人が見たら(いや身内でも)、かなりシュールな姿だったと思う。

ところが、

この出来事が、「起死回生のバックドロップ」となった。

この日を境に、私の胃腸は動き(働き)始めたのだ。で、事実、その日から私の体は、食べる⇒出る。食べる⇒出るの連続性を持つようになった。

要するに、便通が整ったのだ。

そして4日後。奇跡が起きた。(と、当時は思った。今なら「当然」だが。)

まず、肩の炎症が消えたのだ。

痒みもない。そして赤く腫上った額(左側)の炎症すらマシになった。

アトピーは皮膚の病気ではない」

そう確信したのはこの瞬間だった。

それまで甲田光雄医師の本とかで理屈的なことは知っていたのだが、やはり実際に経験してみると、それは想像以上の世界だった。

で、次の瞬間、「胃腸の健全化」という言葉がスーッと浮かんできた。

その後、私のアトピーは完治した。

その間、やったことと言えば「胃腸の健全化」からスタートして「快食」「快便」「快眠」のみ。

あれから30年。

この時の経験。それは今年60歳になる今も「実体験」として生きている。

「快食」「快便」「快眠」

食べ過ぎず、飲み過ぎず、そして心地よい便が出ている限り、快眠の条件は整う。そしてこの3つが続くと、人はアトピーにはなれない。なりたくてもなれないのだ。

だから、私はアトピーだけを治す特別な治療を知らない。と言うか、「快食」「快便」「快眠」をすっ飛ばして、特別な何かを追い求める気がしない。

わざわざそんなものを探さなくても、答えは日々の生活の中にある。

そして、それだけで治せることをもう既に多くの人が実証している。

「起死回生のバックドロップ」

それは瞬間的な必殺技ではなく、日々の地道な取り組みの果実だったのだ。