飛鳥旬のブログ

自分のアトピーは自分で治そう!

諸悪の根源は食べ過ぎ

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奈良県十津川村 笹ノ滝

 

ここ数年、定期的に通っている癒しのスポットがある。奈良県十津川村。あまりの秘境さゆえ、これまでほとんど訪れることのなかった土地だが、道路が整備されたこともあり、今では定期的に通っている。とは言え、自宅から3時間。頻繁には行けないが、それでも無性に行きたくなる時がある。

私にとって十津川で一番の魅力は何と言っても「源泉かけ流し」の温泉で、それは単なる「入浴」以上の何かを与えてくれる気がする。癒しのパワーと言うか、生きるエネルギーと言うか、とにかくリフレッシュできるのだ。だから自分のエネルギーが低下した時ほど、行きたくなるのかもしれない。

ところで十津川村と言えば、もしかすると国内でもっともコメの収穫量が少ない地域ではないかと思う。その理由は土地が痩せているからとか、水源が無いからとかそんな理由ではなく、単に耕作地が無いからだろう。これは江戸幕府がこの地域だけにはコメの年貢を免除したことからも明らかだろう。

では、コメの取れない地域で住民は何を食べていたのか?それは一説によると「栃の実」らしい。十津川村では今も栃の木は安易に伐らない習慣が残っているらしいが、それはかってこの木が命を繋ぐ食料としての役割があったかららしい。「栃の実」を食して命を繋いだ十津川村の住人の中に、果たしてアレルギー疾患に苦しむ人はいたのだろうか?露天風呂に浸かりながら、ふと、そんなことを考えてしまう。

私が思うに、アトピーをはじめアレルギー疾患の大半は食べ過ぎだ。それは炭水化物がどうとか、タンパク質がどうとか言う以前の問題で、要するに過剰摂取が問題なのだ。では本来、食事の姿とはどのようなものか?それは「空腹だから食べる」であって、これは医学とか栄養学以前の自然の摂理的なものだ。一方「目の前にご馳走があるから」とか「時間が来たから」食べると言うのは、たまたま今、日本で生活しているがゆえの限定的なものだ。

自然の摂理から外れた食べ物&食べ方を続ければ、自然の摂理から外れたワケの分からない結果(疾患)が身体に生じるのはこれまた自然の摂理だし、「自分が自分が・・」と自己中心的な考え方が過ぎると精神的に異常をきたすのも、同じく自然の摂理のように思える。私が知らず知らずそちらの方向に振れそうになった時、十津川村の住民の方々の素朴な生き方が、ふと私を我に返してくれる。