アトピー完治への道 飛鳥旬のブログ

アトピーは治してナンボ

飛鳥流 アトピーのかゆみ対策

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     伊豆半島城ヶ崎海岸より 前方にうっすら見えるのは伊豆大島? 

 

暑い!と言うより熱い!ならば熱い海。熱海へ!と言う訳で、夏休みを利用してブログ読者のM君と伊豆の熱海へ行くことに。新幹線の熱海駅で集合する予定が、駅周辺は大渋滞。急遽、海辺のデニーズで合流。大型台風接近との情報から、「このタイミングで海へ行く人は少ない」と言う私達の予想は見事に外れた。

浜辺は、海水浴を楽しむ人、人、人で埋め尽くされていた。台風が接近しているせいか、波は穏やかではなかった。が、返ってそれが子供達には楽しそうで、一心不乱に波と戯れる光景を見ていると、自然と自分までウキウキしてきた。で、ふと思った。「あっちこっち行かんでも、もうココで十分えーやん・・」

気持ちを切り替えて伊豆半島南端、宿泊地である下田を目指す。車の窓から景色を眺めていると、さっきの気持ちはどこへやら。岸壁に打ち寄せる白波を見ては、「やっぱり移動して良かった!」などと思う。私はすっかり伊豆半島の自然に魅了されていた。

20代の頃、私は外泊が好きではなかった。と言うか怖かった。その理由は「痒くて眠れない」から。当時はどこへゆくにもステロイドを持参。ステロイドが無ければ私の日常は成り立たなくなっていたのだが、夏はステロイドを塗っても眠れない。そんな日が続いていた。疲れているのに眠れないのは拷問に近い感覚だった。

この時期、「飛鳥さん、痒い時はどうすればよいのですか?」と言う質問を頂く機会が多い。そこで今回は、私流の痒み対策を紹介しようと思います。

まず最初に言っておきたいこと。それはアトピーの痒みと言うのは「痒い!」と感じてからでは、もう打つ手が無いということです。全く選択肢がない訳ではないのですが、それでも実際は「冷やす」くらいしか手段がありません。なのでアトピーの痒み対策とは「痒い!」と感じてからするものではなく、それ以前のものいうことになります。

まず、痒みそのものをじっくり観察してみて下さい。するとアトピーの痒みが必ずしもワンパターンではないことに気付きます。ね?激しさはないもののダラダラと続く慢性的な痒み。短時間だけど気が狂いそうになるほど発作的な強い痒み。少なくとも、この二つは観察できる筈?で、今回紹介するのは夕刻から明け方まで続く「快眠妨害型」の痒み対策です。

一般的にアトピーの痒みと言うのは、副交感神経が優位になる夕方から始まるケースが多いです。脱ステ後のリバウンド状態は別として、起床直後に我慢できないほどの発作的な痒みに襲われた経験ってありますか?多分、無いと思います。このような激しい痒みの多くは夕刻からやってくるからです。逆の見方をすると、交感神経が優位な夕刻までの時間帯では、痒みは比較的鎮静化しています。この現実から、私の直接体験を紹介します。

夜、「快眠」を得ようと思うなら、可能な限り食事は午前に集中させる方がいいです。正直、理由は分かりませんが、副交感神経が優位なリラックスタイムより、交感神経が優位な戦闘モード?に飲食を集中させた方が、夜の痒みは確実に軽減されます。自分が思うに、これは血液の流れ、つまり血流に関連している気がします。健康なら血流なんてほぼ無視。でもアトピーの時はこれが刺激となって痒みを誘発している。

一方、痒み自体もひとつの治癒反応である故、逆に血流を促す治療法もあるようですが、私はいくら血流が良くなっても、夜、眠れなければ意味が無いと思っているので、熟睡できることを最優先させます。それに、皮膚は眠っている間が一番再生されます。実際、私は日々、食事の内容で随分、血流が違うことを実感しています。例えば今夜の夕食を、ごはん、冷や奴、奈良漬けにした場合と、ごはん、麻婆豆腐、キムチとした場合を比べてみると分かりやすいかもしれません。量の問題はあっても、まず後者の方が痒くて眠れない可能性大です。

もう少し分かりやすい例を挙げると、夏の時期、バーベキューで焼き肉を腹一杯食べた時と、軽く素麺だけで済ませた時の違い。よく体感できると思います。但し、今回のような痒み対策をブログでお伝えするには難しい部分もあって、それは食べる量や香辛料の量などによっても微妙に変わってくることは付け加えておきます。

ひと昔前、アトピー本の中の食事のページには、食べて良いもの・悪いものみたいな括りで食品が紹介されていましたが、例えば先ほどの豆腐のように、それをそのまま冷や奴で食べるか、それとも唐辛子を入れた麻婆豆腐で食べるのかで、アトピーの痒みに与える影響は全く違ってくる気がします。かってエスキモーの人達がアザラシの肉を生で食べたのは、それが一番血流を促して体を温めておく食べ方だったからでしょう。

逆にアトピー時の痒み対策は、できるだけ就寝前に飲食で血流を上げないことだと思います。東南アジアの僧侶の食事は午前中のみ、午後は基本的に飲食を控えるそうです。で、すこぶる体調が良いのだと。このことは自分にも経験的にわかる気がします。できるかどうかは別として、アトピーの痒み対策のヒントになるように思えます。

今回は痒み対策の話でしたが、最初に対策は「痒み」を感じてからやるものではないと言いました。このことはアトピーを治す場合の全てに通じることで、この夏にやるべきことをやることで今年の冬はもっと症状は改善されている筈で、根治療法とはそのようなものです。

先日、たまたアトピーの新薬「デュピルマブ」による治療体験談をネットで見ました。そこには治療開始から本日に至るまでの経過が赤裸々に綴られていたのですが、それを見て私は何ともやるせない気持ちになりました。理由は単純です。全然良くなっていないからです。治療開始から既に1年以上が経過しています。これだけの時間、もし根治療法を地道に続けていれば・・・と思ってしまいました。私は、アトピーと言う病気は計画的に治せるものだと信じているからです。