飛鳥旬のブログ

自分のアトピーは自分で治そう!

アトピーとは一生お付き合い?

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近所の川で鯉のぼり

 

見渡す限り、新型コロナウイルスの話題一辺倒になってきた。
その影響もあってか、私個人としては、最近テレビを観る機会がめっきり減った。

元々、あまりテレビは観る方ではないが、特に最近は「コロナウイルスの情報ならネット&新聞だけで十分だ」と思うようになった。その理由を考えてみると、これはマスコミの報道の仕方によるところが大きいのだが、とにかく「そんなことはどーでもいい」と思える報道が多くてウンザリしているのかもしれない。

例えばパチンコ店。

営業自粛をしないパチンコ店に対して、府や県が名前を公表するのはある意味致し方ない気がする。だが、そのパチンコ店に並ぶ客の行列を上空から映し出し、さらにその客個人に対してインタビュー中継する必要性はあるのだろうか?(ヘリまで飛ばして)

この報道を見て、私はあまり良い気はしなかった。

その理由は「このシチュエーションなら当然そうなるよな・・」の展開を予期して、案の定そうなったからだ。その瞬間「もうこういうのは見たくない」と思った。

私自身パチンコはしないし、ここでパチンコをする人を擁護するつもりはないのだが、そういうこととは別に、この報道を見て嫌な気持ちになったことは事実だ。

新型コロナに関しては色んな人がいろんな話をしているが、私自身は今「誰にも分からないものは誰にも分からない」と思っている。もう少し時間が経てば分かることも、今は分からない。そういうことだ。

そして物事には努力でなんとかなることと、努力だけではどうにもならないこと(人智を超えたこと)のふたつがあるように思う。

このことに関しては頭で考えたり、本を読んだり、勉強したからではなく、直接体験を通じてそう思うのだが、私の場合、アトピーがまさにそうだった。

実を言うと、アトピーを治すプロセスで、私はこの二つの側面を両方同時に体験した。つまり、自分の努力だけでなんとかなることと、自分の努力だけではどーにもならないことの両方だ。

例えば、食事やスキンケア。

これは、自分の努力だけで何とかなる例のひとつ。
いや、何とかなると言うよりは、どーにでもなる。と言った方が良いかも知れない。

一方、環境と時間。

これは、自分の努力だけではどーにもならない。
アレルゲンを除去しようとしても、世の中にある花粉を絶滅させることはできないし、いくら努力しても、人体の細胞が入れ替わるにはそれだけの時間を要する訳で、これを短縮して3日で完治させることは土台無理な話なのだ。

では、アトピーは治らないから、一生お付き合いするしかないのか?

そう聞かれれば、それは全然違う。アトピーは一生お付き合いするような疾患ではない。治るのが当たり前だし、治らないには、やはり治らない理由がある。

私が思うに、アトピーに特効薬はないし、逆にそんなものは必要ない。

当たり前のことを当たり前にキチンと継続する。
これだけで大丈夫なのだ。

何かをして治す。何かをしなければ治らない。
そうではなくて、元々あるもの。元々備わっているモノを引き出す。

このような視点で取組む方が、結果的には良いようだ。


大切なのは問題より、その問題に対処する態度

f:id:asuka-atopi:20200412142029j:plain             庭に咲いたシバザクラ


人生も60年近く生きていると、いろんな体験をする。

私が思うに、その体験は「良いこと」よりも「嫌なこと」「大変なこと」の方が多いような気がする。

巨大地震津波原発事故、集中豪雨による河川の氾濫等、天変地異に始まり、世界的な金融破綻や国家レベルでのテロ事件。現在進行形のものまで含めると、「嫌なこと」「大変なこと」のオンパレードだ。

そこに、「これでもか!」とやってきた今回の新型コロナウイルス

感染の拡大により世界中が大混乱。
日本政府は「緊急事態宣言」を全都道府県に拡大させた。その一方で、今後、多くの人が経済的に立ち行かなくなる可能性も示唆されている。

「他人事ではない・・・」
「明日は我が身か・・・・」

そう思う反面、意外なほど肚の座った自分がいる。

呼吸が浅くなって、口の中が乾ききって、食欲が全く無く、何を食べても砂を噛むようで、夜は不安で一睡もできない。そして突然、大声で叫びだしたくなる。

過去、私はそんな経験を2回程しているのだが、この時の体験がその背後にあるのかもしれない。いや、きっとある。

そんな体験を踏まえて、今、私はこんな風に思うのだ。

生きている以上、生じてくる問題そのものは自分で選ぶことはできない。
しかし、問題への態度(姿勢)は自ら選べる。

呼吸が浅くなって、食欲が無くなって、夜は不安で眠れない。

こんな状態に陥ってしまう理由を簡単に言えば、それは自分がその問題と同一化してしまっているからだ。よくよく自身を観察すると、そこが見えてくる。

その証拠に、

ピンポーン!「宅急便です!」「お荷物をお届けに来ました!」と言われて、印鑑を手に玄関で荷物を受け取っているその瞬間、問題のことは忘れている。(問題とは同一化していない)

で、荷物の中身を確認して落ち着くと、「そういえば・・・」と悩みが再現。

私の経験上、それはどんなに大きな、あるいは小さな問題(悩み)でも、同じ。
天変地異やウイルスだろうが、失恋だろうが、対人関係だろうが、皆、同じ。

これって、どういう事だろう?

結論から言うと、

問題は問題。自分は自分。

多分、そういうことだ。だから問題と自分を同一化する(苦しむ)必要はない。
例えば、人は失恋すると自分の欠点を探そうとする傾向にあるようだが、多分、問題の本質はそこなところにはない。

それは自分の欠点が理由ではなく、簡単に言えば、「縁が無かった」だけの話。だから、失恋は失恋。自分は自分。そういう事で、失恋と自分を同一化させて苦しむ必要は無いし、まして自殺なんてしちゃいけない。(失業も倒産も受験の失敗も皆、同じ)

それから、もうひとつ。

「問題」は必ず終結するということだ。
これは過去、つまり歴史を見れば一目瞭然。

京の都を焼き尽くした応仁の乱。日本中を焦土と化した太平洋戦争。
そして1918年、第一次世界大戦中に始まり全世界で約5000万人が死亡したとされるスペイン風邪。過去の出来事は全て、今は収束している。

だから、新型コロナウイルスも時期が来れば必ず収束する。

この世で発生する問題、それらは全て「生成」と「消滅」を繰り返しているかのようだ。そしてこのこと自体、「良い」も「悪い」も超越しているように思える。

だから、私にとって「それはそれ。自分は自分。」
そう思うようにしている。

そうして、自分と問題との間に少しだけ「距離」が持てるようになって、今、生きることが楽になったような気がする。

アトピーから学んだ私の感染症対策

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満開


新型コロナウイルスが猛威を振るっている。

東京都では5日、新たに143名が感染。
昨日の118人に続き2日連続の100人越えとなり、1日の感染者数としては最多を更新。国の緊急事態宣言も現実味を帯びてきた。

さて、この新型コロナウイルス
対策や予防法に関しては既に「手洗い」や「うがい」等、具体的な方法があちこちで紹介されていますね。「濃厚接触」なんて少し分かりにくいものもありますが、それはさておき、今回は私自身の感染症予防に付いて記します。

ちなみに、

感染症と言えば、私がこっ酷い目に遇ったのが「黄色ブドウ球菌」。
この「黄色ブドウ球菌」、アトピーの方はご存知の方も多いと思いますが、過去、国内でも死亡例が確認されています。

患者が自ら掻き壊した皮膚から菌が侵入。その後、心臓の弁膜に付着して心肺停止。実は私もこの菌に感染した後、緊急入院した経緯があります。

それは、ある民間療法を信じて「脱ステ」を決行した約1か月後の出来事でした。

高熱を発して全く身動きが取れなくなったのです。ホント、自力でトイレにも行けない。ところが、当時の民間療法はメチャクチャ。

「それはステロイドの悪い毒が出ている証拠!」
ステロイドの悪い毒が出尽くしたら治る!一緒に頑張ろう!」

って。

いや、いや。
この体験、今はもう昔話のホルダに収納済みすが、コレ、まともに信じてたら「今頃どーなってた?」って思うし、少なくとも「一緒に頑張ろう!」はありえない。

それからもうひとつ。

こちらもアトピーの方ならよく耳にする「ヘルペス」。
この「ヘルペス」はアトピーが治った後でも数回発症したことがあって、私の場合、症状としては口の周りにプツプツと赤い斑点ができる。

放っておいても治るのですが、長引くと完全に消えるまで2週間位掛る時もある。
一方、短い時だと2.3日で見事に消えるのですが、さてさて、この違い。何だと思います?

実はですね・・・

熱が出て寝込んでしまった時の方が、ヘルペスは治りが早い。。
パーッと38度近く熱が出て、思いっきり汗が出て、熱が下がるとヘルペスも消えている。そんな感じ。

一方、熱は微熱程度ながら、ダラダラと体がだるい状態が続く。
一応食欲はある、で、仕事を休むほどではない。けど集中力がなくボーっとする。
こんな状態が続くとヘルペスはそのまま。一向に消えない。

で、私の経験からすると、これはアトピーも同じ。

そもそも、アトピーは高熱とは共存できない!(キッパリ)
実際、2・3日も高熱が続くと、アトピーは一時的に消えます。

高熱で体中から汗が出ているその瞬間、同時に痒くて辛抱できない。なんてことにはならない。ですね?(思い出して)

つまり高熱を発して発汗作用がピークの時と言うのは、免疫力が総動員して人体を危機から救おうとしている最中なので、普段、免疫力低下が原因のアトピーも一時的に消えてしまうのですね。(その後は元に戻りますけど・・)

では、どうすればよいのか?

新型コロナウイルス黄色ブドウ球菌ヘルペスを一緒にするつもりはないですが、少なくとも、私は過去、次の対策&予防でインフルエンザだけは回避してきました。

今回はそれを記しておきます。

私のウイルス感染予防法&対策は、

「あー しんど」(関西弁)
「あー 疲れた」(標準語)

の状態を作らない。(陥らない)
そうなる前に気付く。そして休む。休憩する。

要するに、「ちょっと体調悪い?」の状態を作らないことです。

「ハクション!」ってクシャミが出たら、クシャミが出る理由があるので要注意。
「ちょっと関節が痛い?」と感じたら、関節が痛くなる理由があるので要注意。

そんな時は、いつもより少しだけ食事の量を控えて早めに寝る。
暴飲暴食ではなくても、食べ過ぎず飲み過ぎず、早めに睡眠。

これだけで、随分違うと思います。

と言うか、

いくらマスク装着して手洗い&うがいしても、体調悪くなるような生活してたら、感染症には効果ないやん。(と思うのは私だけ?)

と言うか、

そもそもヘルペスに感染するのも、体調悪くなって免疫力落ちた証拠違うのん?

とにかく、体調をベストに維持しましょう。

アトピーを治す話 ストレス編

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桜 5分咲き?

飛鳥旬です。

昼食後、近くの川べりで咲いている花見に。

今日の奈良県はくもり。肌寒い天気でした。
それでも、お弁当持参の家族やカップル達は皆さん、桜の木の下で楽しそう。

一方、フォロワーさんの情報によると、今日の東京は大雪だったそうな。

暖かくなったと思ったら急に冷え込んで。ここのところ、この繰り返しですね。
で、週間天気予報によると、週明けの天気は夏日の予想とか。

三寒四温とは言うものの、これじゃ体調管理も大変。


さてさて、今回のテーマは「ストレス」です。

アトピーに限らず、いわゆる「慢性的」な煩わしい疾患を治す場合、結局、着眼点は「食生活」「運動」「ストレス」。この3つに集約されてしまう。と私は思います。

薬とかサプリメントとか、そりゃ方便的なモノはあります。

でも、少し違った視点で「慢性疾患」を俯瞰すると、それは「今の生き方そのものに改善の余地あり」と解釈することもできます。言い換えると、それは「もう少し違った価値観で生きてみては?」との誘いかもしれません。

少なくとも、私の場合はそうでした。

きっかけは、やはりアトピー
30歳の時、爆発的に悪化したアトピーにより感染症を併発。
全く身動きが取れず、緊急入院を余儀なくされた時の病院での出来事です。

ベッドから天井を見上げていると、ココに至る過去の経緯とかこれから先の不安から、今にも押し潰されそうな感覚に陥りました。(栄転がパーになった時の話です)

怒り、不安、後悔、恐怖、憤り、悲しみ・・・

頭の中はグチャグチャ。
で、口の中は渇くは、脈は速くなるは、夜は眠れないは・・・。

「オレがこんなに苦しいのに、どうして皆、普通に生きているんだよ?!」
不安で押し潰されそうになると、突然「ギャー!」って叫びたくなる。

私は服用しませんでしたが、多分、睡眠薬とか精神安定剤なんて薬はあーゆう時に効果的なんでしょうね。

で、当時の私がやったこと。

これが今でも私の「ストレス対処法」と言うか、とにかく、この時の体験がベースになって、今はそれほどストレスを感じることなく生きています。

では、その当時、私のやったことを紹介します。

その前に「ストレス対処法」に関しては人それぞれなので、私のやり方が必ずしもベストとは思っていません。特に私の「ストレス対処法」は「それってそもそも対処法なの?」って思われるかもしれませんので、そのつもりで読んでください。

で、私が当時、入院先の病院のベッドでやったこと。

それは「考えない」。
たったこれだけですが、私はこれで発狂する一歩手前から正気を取り戻しました。

補足します。

「考えない」と言うのは、考えても仕方のない思考と距離を置くと言う意味です。
それは過ぎ去った過去の嫌な記憶とか、まだ来てもいない将来の不安を先取りするとか、要するにその類の思考を停止させることに集中した。

具体的に言うと、

「あの時こうしておけば・・」と言う思考がくると(必ずきます)、それに気付いて、その思考を手放す。しばらくすると、また同じような思考が湧くので、また手放す。

とにかくこの繰り返し。

で、その思考がやってきた時に気付けないと、その思考を起点に延々と負の思考に引っ張り続けられてしまう。(後々、そのことにも気付く)。

大体、こんな感じです。

念のため、これはいわゆる「プラス思考」とは違いますからね。

あのですね・・・

ちょっと言いづらいのですが、実は思考って、それがプラスであれでマイナスあれ、どっちにしても疲れると言うか、不要なエネルギーを食うんですよね~。

躁うつ病

極端に気持ちが落ち込んで調子が良くないのは辛いですが、逆に極端にハイテンションになるような喜び方にも問題がある気がします。

なので、私は「真ん中」を行く。ことにしています。

で、ストレスに話を戻すと、

大雑把な言い方ですが、私はこんな風に思うんです。

生きている限り、いろんな人、いろんな出来事に出くわします。
その中で起こって欲しいことは起こらず、起こってほしくない事の方が多く起こる。
生きている以上、これが一生続く訳です。これが避けられない現実。

で、「これだと心の休まる暇がない!」と思う訳ですが・・・

でも、私が思うに、対処法ってあるんですね。

このような現実に対して、このような現実を踏まえた上で、それでも対処法はある。

それは、

考えない。
いちいち、過剰に反応しない。
すべての物事に対して、「そういうものなんだー」と肯定する。

これです。

事実、私の場合、栄転の話が消えたとて、それで一巻の終わりなんてことにはならない訳で、まあそーゆうことは人生には付きものなんですね。

「彼女と結婚できないくらいなら、死んだ方がマシだ!」
「彼と一緒になれないなら、生きている価値なんてないわ!」

そんな風に思っている恋愛中の皆さん。

多分、私の話は伝わらないかもしれませんね。
でも、「まあ、そんな風に思うおじさんもいる」程度には思い出して下さいね。

で、アトピーの人。

痒みとあなたは別物ですよ~。
栄転と私が別物のようにね。

 

アトピーを治す話 運動編

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近くの公園

アトピーを治す話の続き。第八弾。

さて、今回は「運動」のお話です。

もう薄々お気付きの方もおられるかと思いますが、アトピー等のアレルギーを始め、いわゆる慢性病と呼ばれる疾患を治す場合、結局の所、私は次の3つに集約されると考えています。

で、その3つとは

①食生活
②運動
③ストレス

なのですが、これら3つのバランスが崩れたままだと、アトピーはなかなか治んない。

最悪なのは3つとも全部抱え込んでいるケースですが、その反面、②の「運動」は意外と盲点になるケースがあります。

今回はそんな「運動」の盲点を紹介します。

30代半ばのAさん(女性)は小学校低学年の時にアトピーと診断されました。
その後、アトピーは良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、高校を卒業する頃には「治った!」と思えるほど良くなりました。

ところが、

就職を機にアトピーが再発。
それまで顔だけだった症状も全身に拡大。と同時に身体の調子も悪くなり、週末は自宅でゴロゴロ寝て過ごす日々が多くなりました。

「このままでいけない!」

そう思ったAさんは一念発起。
食生活を根底から見直すことにしました。
それまで大好きだったケーキ類やお菓子等、甘いモノを止めてベジタリアンに。

結果、体重は激減、それまで50キロ前半だった体重が一気に30キロ台後半に。
その後、食事をマクロビに切り換えるも、体重は40キロ前半周辺をウロウロ。

相談を受け、私がAさんにお逢いしたのはそんな時でした。

「不健康・・・」

これが、最初に彼女を観た時の私の印象でした。
なにかアトピー以外の事で「病んでるのかな?」とも思いました。

結局、いろいろな話をお聞きする中で、アトピーであること、アトピーそのものが彼女の一番大きな悩みであることも理解できたのですが、その分、アトピーを治したいという想いも強烈で、その想いの強さが返ってストレスになっているように私には感じました。

ある意味、彼女は「食事」だけで、アトピーを乗り越えようとしていた節がありました。

確かに食事、いや厳密に言えば「食生活」はアトピーを治す上で重要です。
もう少し言えば、まず「食生活」を根底から見直して「胃腸の健全化」を図らない限り、アトピーを根本的に治すのは難しい気さえします。

それでも、普通の人の体重が一気に10キロ以上も減るような食生活は、ことアトピーに関する限り必要ないし、むしろそこには危険な臭いがプンプンします。

で、話を戻して、彼女の話をお聞きしていて気付いたこと。

それは・・・

「全然運動してへんやん!」
「それ、一日中、ほどんど身体動かしてないやん!」
「買い物、毎回毎回クルマかい?」

でした。

仕事柄、自宅でのデスクワークが中心なのは分かる。

でもね・・・

アトピーを治すにも、最低限の基礎代謝ってのは必要な訳で。
で、私が彼女にお奨めしたのはウオーキング。つまり散歩ですね。
そして、できるだけ太陽の光をしっかり浴びること。

女性にとっては紫外線対策とかいろいろあると思いますが、そこはしっかりやった上で、身体を動かすってやっぱり大事です。

だって、下半身が委縮すると熱を産出できないので体温も上がらない。
そうなると、免疫力だってどんどん落ちますから。治るモノも治んない。

と言う訳で、

アトピーを治す上で「食生活」は大事です。
でも、その「食生活」の努力を活かすには、併せて「運動」も忘れないように。

運動・・・
雨の日はどうする?

私のお奨めは、シャドーボクシング
これに蹴りをプラスして3分1ランド。1分のインターバルを入れて3ラウンド。
男性なら、これだけで十分

女性の場合は、軍隊行進がお奨め。

これは同じ場所で、手足を大きく振って歩く(まね)。
3分やって1分休む。これを3回。

これなら、一畳分のスペースがあればできますからね。
で、私の直接体験からすると、これだけで基礎代謝は大丈夫。

逆に、通勤・通学とかで30分以上歩いている人は気にしなくていいですよ。

さて、次回は「ストレス」の話。

コレ、難しいようで、実はやることは超簡単。
基本は「呼吸」。次回はそんな話をします。

 

アトピーを治す話 食生活編

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近くの公園

 

アトピーを治す話の続き。第七弾。

さて、今回は食生活の話をします。

アトピーを治す場合、私が思うに大まかに3つの着目点があります。
その3つ。具体的には食生活、運動、ストレス。

で、一番ウエイトが大きいのは食生活。

実際、子供のアトピーなら、日々の食生活を徹底的に見直すだけで消えてしまいます。ちなみに子供のアトピーと言うのは大体、小学生までです。

大人のアトピーとなると、これにストレスや運動不足が絡んで少し話はややこしくなるのですが、それでも毎日の食生活を見直すだけで、大半のアトピーは良くなります。

ではアトピーを治すに際して、どんな点に注意すれば良いのか?

 

私の経験からすると、

①甘いモノを控える。
②辛いモノを控える。
③乳製品を控える。
④加工食品(インスタント&レトルト類)を避ける。
⑤小麦食ではなくご飯(お米)を主食にする。

こんな感じ。

で、なぜこうなるかと言うと、

①&③の甘いモノ&乳製品は、お腹が緩くなって消化の働きが悪くなるから。
②の辛いモノは、必要以上に血行が良くなり痒みを誘発するから。
④加工食品は未消化タンパク質を産み、アレルゲンとなってしまうから。
グルテンは消化が大変!全然胃腸に優しくなーい。

と言った感じ。

要するに、アトピーの時は消化器官が疲弊して便通が悪くなっているので、まずこれを改善する必要があるのですね。

アトピーって熱とか咳が出るわけではないので気付きにくいですが、消化器官はかなり機能が低下している。そう思って対処する方がよいです。

なので風邪を引いた時のように、最初はお粥からスタート。なんてのもアリかと。

で、よくある誤解(間違い)がヨーグルト。

「間違い」と言うのは少し言い過ぎかもしれませんが、私の場合、ヨーグルトでお腹の調子が良くなることは殆どなかったです。

と言うか、ヨーグルトに限らず、アトピーの時は乳製品は避けておいた方が無難な気がします。それより納豆とか味噌汁、大豆の発酵食品の方が間違いなく効果的。

それから、加工食品の類。

例えばインスタント食品とかレトルト食品とか、とにかく工場で加工されたもの。
少なくとも、これらの類はアトピーがしっかり治ってからですね。

この点は、「鮮度」を基準にしておけば間違いないように思います。

食品、つまり口の中に入るモノは可能な限り鮮度の高いモノを選び、長期保存が必要な場合は発酵させたり干物にされたものを選ぶ。

アトピーを治す場合、この昔からの先人の知恵は確実に効きますよ。

特に子供のアトピーの場合、

ジュースとか炭酸飲料なんかで、お腹を大きくしないことです。
大人の場合でも、アトピーの時は甘い飲み物系は止めておいた方がいいです。

基本、飲み物は「お茶」と「水」。これだけ。

ビールとかコーヒーとか。
そう言う嗜好品は、アトピーがしっかり治ってからにした方がいい。
飲むならせいぜい紅茶です。

だって、アトピーって病気ですからね。
しかも立派な慢性病。正直、そんなモン飲んでる場合ちゃうよ。って話。

で、ご飯(お米)を軸に味噌汁、漬物。

これ、私に言わせればアトピーを治すための「三種の神器」みたいなもの。
これをベースにして、後はあまり神経質にならなくても大丈夫。

「お腹減った!」と感じてから、ゆっくり噛んで食べる。
そして、腹八分でお箸を置く。

逆に、お腹が減ってもいないのに「時間が来たから食べる」と言うのはよくない。
そして満腹になるまでお箸を置かない。これも良くない。

こういう食べ方だと、いつまで経っても便通が整わずアトピーは良くならない。

と、エラそうなことを書きましたが、こんな当たり前のことが判らず、何十件と医療機関を駆け回り、「アトピーを治せる医者はいないのか?」と探していた当時の私。

結局、アトピーを治すのに秘策とか裏ワザなんてモノはないんですよ。

時間は掛るかもしれないけど、当たり前のことを当たり前に愚直に淡々と続ける。

結局、これが一番確実で早い。

ではでは。

次回は、運動の話をします。

運動。これも結局の所バランスの問題なんですけど、マクロビとか菜食主義とか、とにかく真面目な人ほど、ストイックで熱心な人ほど陥りやすい盲点だったりしますね。

女性の人、読んでくださいね。

アトピーを治す話 慢性病の治し方

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自宅で咲いた水仙の花


アトピーを治す話の続き 第六弾。


今回は、慢性疾患の治し方です。


早速ですが、

「ある朝目覚めたら、全身がアトピーになっていた!」

そんなパターンの人、普通、いないですよね?

これは喘息や鼻炎、花粉症も同じ。
本人が気付いているかどうかはさておき、アトピーの場合、それまでに何らかの予兆はあった筈。

で、慢性疾患と言うのはそうなるまでそれなりの時間が掛っているので、それを治すとなると、やはりある程度の時間は掛る。これは自然の摂理でしょう。

私事で恐縮ですが、実は今、腰痛の治療に取り組んでいます。

最初はギックリ腰から始まった腰痛。
ところが日々の生活に支障が無いこともあり、野放し状態のまま約10年が経過。
その結果、気付けば立派な慢性腰痛に。

コレって、アトピーになった時と同じパターンですね。


ところで、この慢性腰痛。
治療を始めてから2か月、ようやく光が差し込んできました。

見えてきたんです。解決策が。
アトピーで皮膚が痒い原因が皮膚にはないように、腰が痛い原因も腰にはない。

みたいな感じで。
しかも、かなり具体的に。

ここはさすがに、自分でアトピーを治した経験がモロに活用できています。

でね。何が言いたいかと言うと、

慢性疾患、つまりアトピーや腰痛、或いは花粉症なんかのアレルギー疾患は、しっかり時間を掛けて確実に治した方がいい。って話です。

ユーチューブで動画を観ていると「頑固な腰痛も30秒で解決!」とかありますが、実際そんなの無理だったし、そもそも腰痛を秒単位で治す必要も無い気がします。

それより慢性疾患で悩んでいる大半の人が本当に必要としているのは、小手先のテクニックではなく、時間は掛っても確実に治せる体系的な治療法だと思うんです。

例えば「頑固な腰痛も30秒で解決!」も「1日3分。頑固な腰痛も半年後にはスッキリ!」なら、まだ分かるんですけどね。

私が知る限り、アトピー治療には最低3か月は掛ります。
しかも、それは「完治した!」ではなく「これなら治る!」と確信を得るまでの期間。

で、今、慢性腰痛の治療をしていて思うんですが、万人に共通する治療法、治し方なんてものは、こと腰痛に関する限り存在しないのでしょうね。

当然、コアな部分、つまり共通する点はあるでしょう。

でも、私の腰痛には私独自の原因があって、それを根本的に改善させない限り治らない。逆の見方をすると、この私独自の原因を知って対処できるようになれば、今後、私が腰痛で苦しむことは無い。そんな気がします。

こんな風に書くと難しく聞こえますが、全然そんなことない。

だって、コアな部分、つまり当たり前のことを当たり前にキチンと続けていれば、自ずと見えてきますから。

腰痛に例えると、寝転んで膝を立てて左右に倒してみると、

「アレ?左膝より右膝の方が硬いやん・・・」

みたいな感じ。

で、それをじっくり観察してみると、

「右側のこの筋肉、伸びてないやん・・・」

すると、

「ここをストレッチで延ばせばいいのね。」

試行錯誤なんて大袈裟なものではなく、フツーに見えてくる。

と言うことで、アトピーを治す場合は

① 快食・快便・快眠を意識して、とにかく便通を良くする。
② 適度な運動を忘れない。
③ クヨクヨしない。怒らない。喜び過ぎない。(情緒を安定させる)

この3つが基本。

ちなみに、これはアトピーだけを治す特別な治療ではなく、健康を維持するための必須項目です。なので「新型コロナウイルスにも効果アリ」と私は思っています。

私に関して言えば、これを愚直に続けているだけですが、58歳になるまで一度もインフルエンザに罹らず、その他の感染症も回避しています。

疲れた・・。と感じ時には早めに眠る。
嫌なことがあれば、忘れる(努力をする)。

でも慢性病になったら?

その時は、じっくり腰を据えて治す。

これでいいのだ。